
サラリーマンが税理士に相談して開業した話
これまでサラリーマンが副業する場合に考えることやサラリーマンが副業する場合に考えること(申請・準備編)などとサラリーマンが副業するにはどうするかについて記事を書いていたが、
今回は実際に申請を行ってきたときの話。
前にも書いた通り申請には、
- 開業届
- 青色申告申請書
の2つの書類を提出すればよいのだが、若干これまでの自分の理解が正しいのかを確認したい気持ちが出てきていた。
そこで、Webで色々探していたところ自分の住んでいる地域の役所で税理士が無料相談会を開いていたので、有給を取得して参加してきた。
実際に参加してみると一人30分まで無料で相談できるということなので以下の8点について相談をしてきた。
Q1. 本業 + 副業(月10万程度)の場合 確定申告は必要でしょうか
A1. はい、副業で年間20万円以上の課税所得がある場合は確定申告は必要になります。
Q2. 開業届と青色申告申請書を提出しようと思っています。正しいですか?
A2. はい、年間120万円程度の収入になりますので青色申告を行い、青色申告特別控除を狙ったほうが税金的にお得になります。
Q3. 開業届を出して変わることは何がありますでしょうか
A3. 開業届を提出することで、雑所得から事業所得にすることができ事業所得でないと青色申告は行なえません。 その他、家族に給与を払う場合等に影響します。
Q4. 青色申告申請書では、本業の収入に対しても複式簿記で記入するべきでしょうか?
A4. いえ、青色申告に記入する内容は事業所得に対してのみです。
Q5. 会社で天引きされている税金についてはどのような扱いになるのでしょうか?
A5. 本業のみの場合会社が年末調整等をしてくれますが、副業をしている場合は、副業での収入を合わせて自分で年末調整をする必要があります。
Q6. 初めてなので確定申告の流れを教えていただけると
A6. 今回の場合、
- 事業所得について複式簿記で記入した帳簿
- 本業の源泉徴収票
- 自分で行った年末調整の結果
の3つを基に確定申告用の書類を作成し、提出する必要があります。
Q7. ふるさと納税、今年既に行っているものに対してはどうすればよいでしょうか?(書類を取り寄せて確定申告?)
A7. 確定申告を行わない人についてはワンストップ特例制度というものによって特に何もする必要はありませんが、確定申告をする人はそれらの書類を合わせて提出する必要があります。
Q8. 何か他に気にするべきことありますか
A8. 青色申告特別控除(65万円)を狙うのであれば、会計ソフトを使用するのがおすすめです。
以上が相談のQAであるが、必要最低限のことしか回答してくれなかった気もするが、丁寧な税理士さんであった。
内容としては、帳簿を付ける必要があるのは事業所得のみということ以外は自分の理解で正しかったので安心できた。
この後、税理士さんに前もって作成していた開業届と青色申告申請書を軽く見てもらい、税務署で無事申請を終了してきた。
はじめは、「相談30分で足りるのか、申請に時間がかかったら嫌だなー」という気持ちがあったが、実際には
相談: 8分
申請: 5秒
で完了したので全くもって杞憂(笑)
申請なんて、
「控えとかありますか?あ、ありますね。(全ての書類に印を押して)結構です。本日はお疲れ様でした。」
で終わったし、全然気負わなくてよかった。。
とまぁ、なんやかんやあったけど、とりあえず無事に開業出来たことの報告。
これから実際に副業の売上が得られ始めたり、経費を使用することがあればその都度記事を書いていきます!